猫の体温には1日のリズムがある
夏はエアコンをつけっぱなしの我が家。しかしむぎさんはエアコンがない方の部屋で寝るという猫あるある(でも消したら暑くなりすぎるからエアコンは消せない)。
それでも夜になるとエアコンで涼しい方の部屋にやってくるのが少し不思議でした。体温変化が関係しているのかな?と思い調べて見ると、猫の体温も1日の中で変化があるようです。
猫の体温と活動量には、24時間周期のリズムがあることが研究で確認されています。
1987年に発表された以下の研究では、飼育下の猫の体温と活動量を調べたところ、猫の体温と活動量には24時間周期の「2峰性(two-peak)」のリズムがあることが示されています。
つまり、1日の中で体温が1回だけ上昇するのではなく、2つのピークを持つパターンが確認されています。
Randall W, et al. A two-peak circadian system in body temperature and activity in the domestic cat, Felis catus L. Journal of Thermal Biology. 1987;12(1):27–37. DOI: 10.1016/0306-4565(87)90020-9
この研究では体温のピークが何時だったのかは示されていませんでしたが、猫の体温リズムについては、野外で暮らす猫を対象にした研究も行われています。
猫の体温は活動する時間帯に合わせて変化する
この野外で暮らす猫を対象にした研究では、猫の体温を長期間にわたって連続的に測定し、活動パターンとの関係が調べられました。
Stefanie Hilmer, Dave Algar, David Neck, Elke Schleucher,
Remote sensing of physiological data: Impact of long term captivity on body temperature variation of the feral cat (Felis catus) in Australia, recorded via Thermochron iButtons,
Journal of Thermal Biology, Volume 35, Issue 5, 2010, Pages 205-210
オーストラリアで自由に生活する野良猫8頭を対象にしたもので、体温を連続的に測定しました。また、別の研究で野外で生活する猫の体温を3ヵ月測定し、その後飼育下に置かれた猫の体温リズムと比較しています。
その結果、野外で生活する猫では、
・暗期(活動期)の平均体温が39.2±0.27℃
・明期(休息期)が38.1±0.47℃
であり、暗期の体温が高いことが確認されました。
また、野外で生活する3頭では、1日の体温ピークは22時34分、22時57分、23時17分と22時~23時台でした。
一方、飼育下に置かれた猫では夜間中心の活動から昼間に活動する傾向に変わり、体温ピークも12時、12時23分、16時25分と、日中の時間帯に移動していました。
つまり、猫の体温の日内リズムは、生活環境や活動パターンと関連して変化していることが分かりました。
ただし基礎体温を測定していたわけではないので、活動する時間帯になれば動くことで体温も上がるのでは?というのは何となく思ってしまいます(笑)。
むぎさんが夜に涼しい部屋へ来る理由は?
夜になるとむぎさんがエアコンのある部屋へやってくるのは、夜に体温が上がって暑くなるからかも?と思ったのですが、実際のところは科学的根拠は不明です。
ただ夕方に私が仕事を終えると起きてきて活動を始めるので、それによって体温が上がり、涼しい場所に居ることを好むのかもしれません。
あとは単純に私がベッドサイドにいるので、近くで一緒に過ごすのを好ましいと思ってくれている・・・とかだったら恐悦至極でございますわ。
かわいいね~と撮っているとすぐ近寄ってくるむぎさん(笑)。
夏は夏なりの距離感で、また寒くなったらぴったりくっついて来てね。
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