猫に噛まれたところがジンジン、動かすと痛い、赤く腫れている…まさに今その状況です。
※ややグロい写真がありますのでご注意ください。
猫に本気で噛まれるとめっちゃ痛い
愛猫むぎのオシッコに問題があり(結石症)病院に連れて行ったところ、注射で暴れて見事に本気噛みされました。
なかなかの流血沙汰になり、イソジンで消毒(すみません…)。
「腫れてきたら病院に行ってくださいね」のスタッフさんの言葉を聞いたときは「え、そんな大げさな~」と思っていました。
見事に腫れてきました!!
ここが大打撃。
もう一か所裏にもあります(汚い写真でごめんなさい)。
ビャッとできた引っかき傷の方が痛そうに見えますがそうでもないです。
牙が刺さったところが痛いです。
引っかき傷の周りは赤くなっているけどそれほど腫れていません。
でも、病院に行くほど?と思って調べると、「パスツレラ症」というのが危ないらしいのです。
パスツレラ症って?猫は100%保菌
パスツレラ菌は犬や猫の口腔内、爪の間に存在する常在菌で、人にも感染するズーノーシス(人畜共通感染症)です。
なんと猫の口腔内には100%存在しているそうですよ。
パスツレラ属菌(Pasteurella multocida)
パスツレラ症では現在、P.multocida、P.canis、P.dagmatis、P.stomatis の4種類がイヌ・ネコに起因する感染症の原因菌として確認されています。
お年寄りや糖尿病患者などの抵抗力の弱い人などが発症する日和見感染が多いことが判明しています。
呼吸器系関連
人のパスツレラ症の約60%を占めています。気管支拡張症や結核、悪性腫瘍などの疾患がある場合に発症しやすく、繰り返し発症することがあります。症状は軽い風邪のようなものから、重篤な肺炎までさまざまです。
皮膚科関連
パスツレラ症の約30%を占める症状です。咬まれたり、ひっかかれたりした後、約30分~2日で受傷部に激痛、発赤、腫脹を起こし、蜂窩織炎となることが多く、糖尿病などの基礎疾患がある場合は重症化し、骨髄炎や敗血症に進むことがあります。
死亡例も報告されています。
なかなかに怖い菌みたいです。
赤くなって腫れてはいるけれど、「激痛」かというとそうでもない。
ただやはり痛いは痛いです。
猫に噛まれたら皮膚科へ
猫や犬などの動物に噛まれたら何かへ行けばいいのだろう?と思うと思いますが、行くのは皮膚科です。
パスツレラ症の場合、患部の切開と洗浄をします。
「します」というのは、段々怖くなってきて色々な人の体験談を調べたらそんなことになっているからです。
そんな私はまだ行っていません。
とりあえず膿は自力で絞り出しました(めっちゃ痛かった)。
今日は予定があるので明日行ってきます。
赤みと腫れがどんどん広がる
赤線は夜寝る前にマークした腫れの最前線
右腕を噛まれたのは2ヶ所。
噛まれた日から比べると3倍くらい赤い箇所が広がってきました。
でも下に広がった赤いところは痛くなかったので、寝る前に赤みの際をマークしておいて、「明日の朝広がってなかったら病院はいいや」とか思っていました。
でも起きたら赤線からはみ出して広がっていた&痛くなかったところも触ると痛いので皮膚科に行きました。
皮膚科で抗菌薬処方
皮膚科では抗菌薬の飲み薬と塗り薬を処方されました。
(マクロライド系抗生物質とゲンタシン軟膏)
「膿は自力で絞り出しました」
と言ったおかげか、洗浄はありませんでした。
動かすと痛い程度には痛いです。
そして猫を病院に連れて行くときは長袖が正解だな…と今回学びました。