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ねこの雑学

猫に日にちの概念はある?今日も在宅勤務で会話はほぼ猫とのみ(Day2504_10/9)

ふくねこ
ふくねこ
今日も在宅勤務だからむぎさんと過ごせるのうれしいな
むぎ
むぎ
なわばりを出ないとはいい心がけにゃ

猫に日にちの概念はある?

このブログではむぎさんとの日々を記録しているのですが、ふと、「猫は1日を日にちとして認識しているのか?」と疑問に思いました。

調べてみると、猫の時間認識に関する研究は、動物の認知科学や行動学の分野でいくつか行われているようです。

ただ、犬や霊長類に比べると猫に特化した研究はまだ限定的。そのため、結論としては日にちの概念の有無は正確には「不明」です。

しかしながら猫の時間認識に関連する研究例や関連する知見が得られているものもあります。そのいくつか紹介したいと思います。

猫の時間認識に関する研究

1. 短期的な時間間隔の認識(タイミング能力)
– 研究例:2018年の研究(Animal Cognitionに掲載された論文)では、猫が「時間差弁別タスク」により、数秒から数十秒の時間間隔を区別できるか検証されました。猫に特定の時間に応じた報酬のタスク(例えば、5秒待つと食べ物が得られるなど)を課したところ、猫は時間間隔をある程度正確に予測し、報酬のタイミングを学習しました。この結果は、猫が短期的な時間間隔を認識する能力を持つことを示唆しています。

つまり、猫は条件付けを通じて、特定の時間経過後に何かが起こることを予測できるということです。ただし、これは「日にち」のような長期間の概念ではなく、秒~分単位の短い時間感覚のみの結果です。

2. サーカディアンリズムと行動パターン
– 研究例:猫の体内時計に関する研究(Journal of Veterinary Behavior, 2014年など)では、猫の活動パターンが光のサイクル(昼夜)に強く同期していることが確認されています。飼い猫は飼い主のスケジュール(例:朝のごはん)に合わせて行動を調整しますが、これは日にちの認識ではなく、環境的な手がかり(光、音、人の動き)やルーティンの学習によるものと考えられました。

3. 長期的な記憶とイベントの関連付け
– 研究例:猫の認知能力に関する研究(Behavioural Processes, 2017年など)では、猫が過去の出来事を特定の経験と結びつけて記憶する能力が調査されました。例えば、特定の場所や時間帯で食べ物がもらえることを覚え、飼い主の行動パターン(決まった外出など)に適応しました。

この研究では、猫が数時間~数日前の出来事を記憶し、行動を調整できることが示唆されました。

猫に時間の概念は不要なのかも

くっ付いてきてくれた(足が映るので少しよけました)

猫の時間認識に関する研究は、短期的な時間感覚やサーカディアンリズムに焦点を当てたものが中心で、「日にち」や「週」のような時間の概念を猫が持つかどうかを直接検証した研究はほとんどありません。

…まあ検証しても日常生活に役立たないと言われれば確かにそうなのですが(笑)

猫の認知能力は、生存に必要な「実用的で具体的な情報処理」に特化しているため、抽象的な時間概念は不要と考えられます。

もしかすると一生がひと続きだったりするのかな。興味深いです。

参考: Animal Cognition、Journal of Veterinary Behavior:「cat time perception」や「feline circadian rhythm」で検索

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