猫の寿命は長くても20年ほど。1年で大人の猫になります。
猫たちは人間だと何歳くらいなのか、ごはんの選び方とともにまとめました。
猫は人間の4倍~8倍の歳をとる
猫の歳のとり方は「飼い猫」か「野良」かどうかによって異なります。 2歳ころまでは飼い猫も野良猫もそれほど成長に違いはないようですが、3歳以降の歳のとり方に差が出てきます。
飼い猫と違い外の過酷な環境で生きる野良さんほど短命です。 室内飼いのねこさんであれば人間の約4倍の早さで歳をとりますが、野良の場合は人の8倍歳をとると言われています。
地域猫など人の手である程度保護されている場合は、その間くらいの早さで歳をとると考えられます。
猫の年齢とごはん一覧表
猫の年齢を人間に換算しています。 種類や個体差によっても違いがありますが、平均的にこのくらいの年齢です。
猫の年齢 | 人の年齢(括弧内は野良猫の場合) | 猫の成長 | 猫のごはん |
1週齢 | 生後1ヶ月 | まだ目が開いていない | 母乳・仔猫用ミルク |
---|---|---|---|
2週齢 | 生後6ヶ月 | 目が開き始める | 母乳・仔猫用ミルク |
1ヶ月 | 1~2歳 | 乳歯が生えそろう | 母乳・仔猫用ミルク |
2~5ヶ月 | 3~9歳 | 離乳、動きが活発になる | 幼猫用フード、仔猫用ウェットフード |
6~12ヶ月 | 10~14歳 | 初めての発情期、永久歯が生え始める | 仔猫用ウェットフード、ドライフード |
1歳~1歳半 | 15~20歳 | 体の成長が止まる、成猫になる | 成猫用フード |
2歳 | 24歳 | 少年期 元気で活発 | 成猫用フード |
3歳 | 28歳(32歳) | 青年期 まだ元気いっぱい | 成猫用フード |
4歳 | 32歳(40歳) | 落ち着き貫禄がでる | 成猫用フード |
5歳 | 36歳(48歳) | 歯の先端が丸みをおびてくる | 成猫用フード |
6歳 | 40歳(56歳) | 白髪が出てくる | 成猫用フード |
7歳 | 44歳(64歳) | シニア猫 肥満に注意 | シニア用フード(7歳~) |
8歳 | 48歳(72歳) | 寝ていることが多くなる | シニア用フード(7歳~) |
9歳 | 52歳(80歳) | 高齢猫 腎臓にも注意 | シニア用フード(7歳~) |
10歳 | 56歳(88歳) | 歯が抜け始める | シニア用フード(7歳~) ドライが食べにくければウェット |
11歳 | 60歳(96歳) | 老猫 | シニア用フード(11歳~) |
12歳 | 64歳(104歳) | 病気にかかりやすくなる | シニア用フード(11歳~) |
13歳 | 68歳(112歳) | 内臓が弱ってくる | シニア用フード(11歳~) |
14歳 | 72歳(120歳) | 白内障などが出始める | シニア用フード(11歳~) |
15歳 | 76歳(128歳) | 反応が鈍くなる | シニア用フード(15歳~) |
16歳 | 80歳(136歳) | 認知症の症状が現れることもある | シニア用フード(15歳~) |
17歳 | 84歳(144歳) | ご長寿猫 | シニア用フード(15歳~) |
18歳 | 88歳(152歳) | かなりのご長寿猫 | シニア用フード(15歳~) |
19歳 | 92歳(160歳) | 相当のご長寿猫 | シニア用フード(15歳~) |
20歳 | 96歳(168歳) | 生存数が激減 | シニア用フード(15歳~) |
38歳 | 168 歳(306歳) | ご長寿猫ギネス記録 | 何を食べているのでしょうね(笑) |
※年齢は目安です。
38歳はすごいですよね!
年齢に合わせたフード選び
今は猫の成長段階に合わせたフードがたくさん出ています。 基本栄養が取れていれば問題ないのですが、それぞれの段階で適したフードを選ぶことでねこさんの健康管理につながります。
幼猫期(生後2か月頃まで)
生後30日くらいまでの哺乳期は母猫から免疫をもらえる母乳が一番です。市販のミルクの場合は仔猫用のミルクを哺乳瓶であげます(昔、うちのミーは哺乳瓶の代わりに母が脱脂綿にミルクを浸みさせて吸わせていました)。
生後20日~60日の離乳期くらいからは幼猫用のフードを与えていきます。
母親から離すタイミングは仔猫が自分で食事をできるようになってからがベストです。
仔猫期(12ヶ月頃まで)
生後2、3か月~12ヶ月は仔猫の成長期。
特に急成長する6ヶ月頃までは栄養価の高い仔猫専用のフードを選びたいところ。
一方で仔猫からシニア猫まで対応しているフードもありますが、個人的には年齢に合ったフードをあげることを好みます。
成猫期(1歳~6歳)
成猫期はバランスのよい食事が大切です。
キャットフードには「総合栄養食」と「一般食」がありますが、総合栄養食には体を維持するために必要な栄養素がバランスよく配合されているため、総合栄養食を基本にごはんを与えます。
シニア期(7歳~)
猫も年を重ねると運動量が減り、基礎代謝が低下してきます。
成猫期よりも使うエネルギーが少なくなるため、カロリーコントロールにも気を付ける必要が出てきます。 高齢の猫は腎不全になりやすいため、腎機能に配慮したフードを選ぶのが望ましいです。
老猫期(11歳~)
歯が弱ってくるため消化がよく食べやすい食事を選びたい年齢です。
あまりご飯を食べなくなった場合は栄養が足りる用に高カロリーのフードを選ぶとよいでしょう。少量なら食べるようであれば、ごはんの回数を増やすのも手です。
高齢猫期(15歳~)
だんだんと歯の状態が悪くなり、硬いカリカリが食べられなくなることもあります。その場合は、食べやすく飲みこみやすいフードに変えてあげましょう。
また、老猫期以降の猫全般に言えることですが、運動量の低下や内臓機能の低下で便秘になる子もいます。ある程度の食物繊維を含んだフードがよいようです。
獣医さんでは整腸サプリを使っているところもあります。
猫のおやつをあげる量
喜ぶ姿が見たくてついついあげてしまいがちなおやつ。
おやつからの栄養は1日に必要なカロリーの20%までが望ましいとされています。 1日に必要なカロリー目安は次の式でどうぞ。
猫ちゃんの体重(kg)× 52kcal =1日に必要な摂取カロリー
外飼いの場合は運動量が増えるので×62kcalで計算します。
ちなみに我が家ではちゅーるは1日1本までと決めています。
塩分も気になるのであげすぎ注意ですね!