大切な家族だからこそ安全なごはんを食べさせたい
むぎのごはんが少なくなってきたので、ちょっと品揃えの多いお店に買いに行きました。
しかしキャットフードの種類がありすぎて、いざ選ぼうとするとどれがいいか分からない。
そんな葛藤を解決すべく、個人的に取り入れたいランキングで整理してみました。
キャットフードを選ぶ基本的な基準
まず、キャットフードを選ぶうえで大事なことは何だろうという点で考えた優先条件をあげてみます。
<必須>
- 人工保存料不使用
- 合成着色料不使用
<望ましい>
- 国産
人工保存料のBHAやBHTは人間の食品では使用量が制限されており、エトキシキンについては禁止されています。しかし、酸化したキャットフードは尿結石やストルバイトなどの病気につながる可能性もあり、生体に影響を及ぼさないと科学的に証明されているBHAの上限量以下であれば、リスク・ベネフィットの観点からそこまでこだわる必要もないのではないかと考えています。
ただ、猫は匂いで食べ物を判断するので着色料を使ったフードには疑問です。
国産については、外国産の場合、船便で輸送される際の品質劣化が懸念されるためポイントとして入れています。
ペットフードは飼料と同様に扱われるため、輸送時の品質管理が食品より劣るのが現状です。
また、安価なペットフードは食べることに適さない部分を加工していることも。
もともと野生の猫は、鳥やネズミ・モグラなどの小動物、虫や爬虫類などを捕獲して食べていたのですが、家猫にはより安全な食べ物を食べさせてあげたいです。
グレイン・フリーについて
最近は穀類(米、小麦、トウモロコシなど)を使用しないフードに注目が集まっているようです。
猫はもともと肉食動物で穀類の消化が苦手ということ、また、穀類にアレルギーがある猫もいるからです。
ただ、生の穀類でなければ消化にそれほど負担はかかりません。
そのため穀類にアレルギーがある猫ちゃんでなければ、特にグレイン・フリーである必要はないということも言われています。
穀類を使用することで栄養素が調整しやすいというメリットもあります。
そのため今回のランキングではグレイン・フリーについてはあまり加味していません。
市販で購入できるキャットフードのおすすめランキング
上記の基準を考慮して、現在販売しているキャットフードの銘柄をピックアップしました。
ここにあげているものはみな品質・安全性ともに高いものです。
猫さんにあげたいごはん
おすすめ順 | 商品名 | 人工保存料 着色料 |
生産国 | 穀類 | 主原料 |
---|---|---|---|---|---|
鉄板 | ロイヤルカナン | BHA | フランス・韓国 | 大麦・玄米(※) | 鶏、七面鳥(※) |
鉄板 | サイエンスダイエット | 不使用 | チェコ | 小麦、トウモロコシ、コーングルテン(※) | 鶏、七面鳥(※) |
買いやすい | ミャウミャウ | 不使用 | 日本 | とうもろこし、コーングルテンミール、小麦粉等 | 鶏肉(※) |
買いやすい | ニュートロ | 不使用 | アメリカ | 米、オーツ麦繊維 | チキン(肉)・チキンミール |
食べれば〇 | ねこひかり | 不使用 | 日本 | 大麦、玄米、とうもろこし等 | 鶏肉 |
高いけど質が良い | オリジン | 不使用 | アメリカ | 不使用 | 鶏肉、魚、ラム、牛肉(※) |
※タイプにより含まれる穀物や原料が異なります。
ミャウミャウは穀物が主原料ですが、人工添加物が含まれていないこと、スーパーで手軽に入手できることから、安全性と価格のバランスも良くローテーションのひとつとして用意しています。
また、「〇〇ミール」という肉の粉が危険と言われることもありますが、米国や欧州の基準では内臓や羽毛、内蔵の内容物、毛やひづめなどを含まないことがガイドラインに定められていること、加圧加熱処理されていることから有害なものが含まれれているとは考えにくいです。
廃盤や輸送困難などでいつものごはんが手に入らなくなったときのために、ある程度食の幅はあった方が安心です。
また、無添加のフードは保存期間が短いものも多いので、消費期限にも気を付けたいですね。
(酸化したフードを嗅ぎ分けるので大袋を買いにくいグルメ猫の下僕より。)
穀類にアレルギーがある猫さんの場合はグレイン・フリーのフードや獣医さんに相談してフードを選んでみてください。