猫は関節炎になりやすい
高い所に飛び乗ったり高い所から飛び降りたり、猫の身体能力には目を見張るものがあります。
しかしその分関節に与える負担も大きく、5歳~10歳の猫の約7割、11歳以上では約9割に関節炎があると言われています。
おうちで過ごす猫は運動不足になりやすく、筋力の低下や肥満も関節炎を起こしやすい要因に。
高品質のキャットフードで栄養面はカバーできても、運動量は補うことはできないですもんね。
また猫の平均寿命(特に家猫)がここ数十年で長くなっているため、年齢的に猫の関節炎が増えているのかもしれません。
猫の関節炎は気付きにくい
猫の場合、骨や関節の問題があってもその異常に気付きにくい問題があります。
ワンちゃんであればお散歩で「歩く速さが遅くなったな」とか「何だか歩きにくそう?」と比較的気付きやすいのではないでしょうか。
猫はもともと頻繁に動き回る動物ではないのでこういった変化を見逃しがちです。
猫の関節トラブルを示すサイン
では猫の関節炎をどうやって気付くことができるのか?
ますだ動物クリニックの増田先生によると、以下のようなサインが見られたら関節炎に注意が必要だそうです。
- 動きが緩慢になった
- 高いところに登れなくなった
- 寝ている時間が増えた
- 体に触れられることを嫌がる
これらは高齢猫でよく見られる行動でもあり、異常と感じづらいものでしょう。
それでもこういったサインがある猫さんを診察で詳しく検査してみると、関節炎や筋力低下など、運動器に関連する疾患が多く見つかるそうです。
早期に対策を始めることができれば、後々の猫生を健康に過ごすことに役立ちます。
猫も健康年齢を考える時代
もともと動き回ることが少ない猫ですが、おうちでぬくぬくと過ごす猫さんたちは関節を支える筋力が低下しやすいのかもしれません。
健康年齢を保つためにも、ジャンプ遊びをしたり、キャットタワーやキャットウォークで上り下りを楽しくできる環境を作ってあげたいなと思います。
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