猫アレルギーでも猫が好き
我が家ではねこと暮らしていますが、夫が猫アレルギーです。
そんな夫の症状を軽減すべく原因と対策をメモとしてまとめました。
猫アレルギーの原因って何?
猫を触ったり近寄ると、鼻がむずむずしてくしゃみが出たり目がかゆくなったりする猫アレルギー。
一体何がその症状を引き起こしているのでしょうか。
猫アレルギーの原因物質
猫アレルギーは花粉症や蕁麻疹と同じⅠ型アレルギーに分類されます。
その原因物質、つまりアレルゲンは、Fel dというたんぱく質。
このFel dは「Fel is domesticus(家猫)」から来ています。
分子量は19,000ほど。
非常に小さい粒子のため空気中に舞いやすい物資です。
被毛自体はアレルゲンにならない
「猫アレルギーは猫の毛が原因」と思われがちですが、猫の毛そのものにはアレルゲンとなるFel dはありません。
ただし、Fel dは猫の唾液や涙、ふけ、汗、肛門腺からの分泌液などに含まれているため、これらが毛について飛び散ることで結果的に被毛がアレルゲンのようになってしまうのです。
猫はグルーミングで体を舐めるので毛に唾液がつきます。
その体を撫でた手で目をこすったり、毛が飛んでくることでアレルギー症状を引き起こします。
猫アレルギー対策、何をする?
猫アレルギーの原因は唾液や分泌液から出るたんぱく質だと分かりました。
とは言っても猫は体をなめるし、それを止めるわけにはいきませんよね。
猫アレルギーの治療はいまのところ対症療法しかないため抗アレルギー薬で症状を抑えるしかないのですが、家でできる対策としては以下が有効なようです。
猫を触ったら手を洗う
猫を触った手にはアレルゲンのFel dが付着しています。
その手で目を触ると自らアレルゲンをこすりつけているようなものですよね^^;
手を洗うことがまず人間側ができる対策のひとつです。
毛が飛び散らないようにする
Fel dは毛について家の中を飛び散ります。
ねこを定期的にブラッシングし抜け毛を減らすことで、Fel dが被毛とともに拡散するのを防げます。
毎日猫の毛をコロコロで掃除していますが、確かにけっこう飛び散っているんですよね。
そうじも大切ですが、ブラッシングで事前に防ぎたいものです。
(むぎはファーミネーターを使っています^^)
カーペットなどの布製品の掃除をこまめにする
布に付着しやすいFel d。
布の網目に入り込んでしまうので、掃除機で吸い込んで掃除すると効果的です。
家の掃除機はきれいな空気を排出するというダイソン(ただし古いV6)。
吸着できているといいなと思います^^;
布から離毛しやすく毛が付着しにくくなる洗濯洗剤もあります。
『リモサボン』は使ってみたい1品です。
トイレをきれいにしておく
Fel dは尿にも含まれているため、トイレをきれいにしておくことが有効です。
猫はトイレの砂を足でかくので、砂をきれいにしておくことで猫の足に付着したFel dが室内に散らばる量を減らせます。
うちでは私がトイレ掃除担当。
おしっこがかかった砂が細かくなって下に落ちるトイレを使っているのですが、これにしてよかったです。
空気清浄機を使う
拡散元となる被毛などを減らしたとして、空気中に飛散しているFel dをどうするか。
これはやはり空気清浄機が力を発揮します。
細かな粒子のFel dを集塵するには、HEPAフィルター付きの空気清浄機が良いとのこと。
わが家もHEPAフィルター付きの空気清浄機を使っています。
フィルターが3枚あり、左の白いフィルターが花粉などのアレルゲンを取るHEPAフィルター、真ん中に臭いなどを取る活性炭フィルター、手前にほこりや毛をトラップするメッシュフィルターがついています。
加湿器つきで秋冬に活躍しそう。
(マンションが乾燥していてむぎを触るときにたまにパチッと静電気が…Σ(x_x )
安定のアイリスオーヤマ製品です。
猫アレルギーは治るの?
時々「猫アレルギーだけど治ったよ」という方がいます。
おそらく減感作療法(アレルゲンに対して免疫の感受性を低下させる)のように体が慣れたためと考えられますが、人により慣れやすい体質と慣れにくい体質がありそうです。
科学の力で猫好きだけど猫アレルギーで猫が触れない方が救われる日が来ますように!
こまめな掃除がアレルギー対策
とにかく毛の飛び散りを抑えてこまめに掃除することが猫アレルギー対策に有効です。