2025年のキャットフード値上げの現状と背景

2025年になって感じたこと。「あれ?キャットフードもちょっと値上がりした?」
原材料費や物流費の高騰、為替変動などの影響で人間の食べ物が値上がりしていますが、同様のことがキャットフードでも起きているようです。
昨日むぎさんの写真を撮り損ねたので、今回はキャットフードの値上がりについて過去の画像を交えて書きたいと思います。
キャットフードの価格改定状況

最近のキャットフードの値上げの1例として、ロイヤルカナンの価格改定状況を見てみます。ロイヤルカナンは、2023年2月1日に価格改定を行いました。
製品名 | 内容量 | 改定前価格 (税抜) |
改定後価格 (税抜) |
値上げ率 (gあたり) |
---|---|---|---|---|
ロイヤルカナン フィット | 4kg | ¥5,440 | ¥5,710 | 5.0% |
ロイヤルカナン フィット | 10kg | ¥10,880 | ¥12,510 | 15.0% |
ロイヤルカナン インドア | 4kg | ¥5,440 | ¥5,710 | 5.0% |
ロイヤルカナン インドア | 10kg | ¥10,880 | ¥12,510 | 15.0% |
ロイヤルカナン キトン | 10kg | ¥11,970 | ¥13,770 | 15.0% |
軒並み5%~15%の値上げ率。容量が多い方が安くなりそうですが逆で意外でした。
2025年3月時点では新たな価格改定の公式発表はありませんが、業界全体のコスト増加を考えると、今後また値上げの可能性もありますね。

ちなみに以前むぎさんの主食だったメールケアは一般での通販がなくなってしまいました。それをきっかけに脱ロイヤルカナンし、今はメディファス→ビューティープロに落ち着いています。
キャットフード値上げの主な背景

キャットフード値上げの背景としては以下の要因があります。原材料や物流コストだけでなく、需要の高まりも影響しているようです。
1. 原材料費の高騰
キャットフードの主要原料は肉類(鶏肉・魚・牛肉)や穀物(トウモロコシ・小麦)です。これらの価格上昇はキャットフードにも反映されます。ウクライナ情勢や気候変動の影響で農作物の供給が不安定になっており、飼料コストが増加していることも原因の一つです。
2. 輸送コスト・物流費の高騰
海上輸送費や燃料費の高騰に加え、2024年後半からの紅海の航行危機(イエメンの武装勢力による商船やタンカーへの攻撃、地政学的緊張、海賊行為など)のため、輸送コストが以前に比べて大幅に上昇しています。
ヨーロッパ製造のキャットフードのほとんどは船便で日本に輸送されるので、アジア・ヨーロッパ間の物流が滞るとキャットフードの輸入コストも高くなってしまうのですね。
3. 為替の影響
日本国内で販売されるキャットフードの多くは輸入品であったり、輸入原料を使用しています。円安が著しい昨今ですが、円安が続くことで仕入れ価格が上昇し、販売価格にも影響しています。
4. 製造コスト・人件費の増加
欧米やアジア諸国で賃上げが進み、製造コストが増加しています。また、ペットフードの品質基準が強化されることで、安全基準を満たすためのコストも増えているようです。
完全国産キャットフードの方が安心で安い…という日も遠くないのかも。
5. ペット市場の拡大と需要の増加
日本ではペットを「家族の一員」として考える人が増えており、高品質なプレミアムキャットフードの需要が拡大しています。(プレミアムキャットフードの「たまのおねだり」シリーズでも値上げがありました)
需要が増えると原料確保のための競争が起きます。魚市場の競りをイメージすると分かりやすいと思いますが、仕入れ値が高くなるとその分製品の価格も上げざるを得ないということになります。
今後の見通しとかいぬしができる対策

今後も世界的なインフレや物流費の高騰が続きそうなので、さらなる値上げは避けられないのではないかと思います。
かいぬしができる身近な対策は下記くらいでしょうか。
- セール時にまとめ買いする→スーパーの割引デーを利用しています。
- 為替の影響を受けにくい国産フードにする→ロイヤルカナン後、国産フードに切り替えました。
- ポイント還元のあるショップを利用する→楽天市場やスーパーのポイント〇倍デーにまとめ買い(笑)
人間の食べ物はある程度安いブランドに切り替えていけますが、お猫様の食事は健康上の理由から変更が難しい場合もありますよね。
とりあえず円安がこれ以上進みませんように!!
- うんち朝〇
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