猫は一貫性のある日々に安心を感じている

みなさんは「一貫性の法則」という言葉を聞いたことがありますか?
一貫性の法則とは、人間が自分の言動や信念に一貫性を保とうとする心理的傾向を指します。
平たく言えば、「自分で決めたことや、前にしたことに合わせて行動したくなる気持ち」です。たとえば、「健康のために運動すると決めたから、今日もサボらず歩こう」と思うような気持ちがそれに当たります。
この法則は、猫の行動傾向にも通じる部分があります。

猫が変化を嫌うのはご存じのとおり。季節による変動はあれども、毎日同じ時間に起きて(飼い主を起こして)、同じ時間に食事をし、同じ場所でくつろぐ。そんな日常の繰り返しに安心感を覚えます。これは環境の予測可能性が高まることで、ストレスを軽減できるためです。一貫性のある環境にいることで、猫は不安を感じず、自分のテリトリー(なわばり)を安全なものとして認識します。
だから、かいぬしがいつもと違う時間に出かけたり、よそ行きの恰好をしたりすると、「いつもと違う!」と不安になって騒ぎ始めるのです。

こんな風に猫が同じ日常を好むことは、行動や感情の安定を保つための「一貫性」を求める本能的な反応と言えるでしょう。そしてそのことは、人間の心理的な一貫性の法則と共通する点があると感じます。
人間もなんだかんだ環境を変えるのって抵抗ありますよね。猫もまた、自分の環境や行動に一貫性を求め、それによって精神的な安定を図っているのでしょう。

ちょっとだけ難しい話をした気がしますが、今日もむぎさんはいつも通りぶりぶりに甘えてくれました。出社する時には怒っていたけど。
変わること、変わらないこと、それぞれいい側面がありますよね。
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