AIMって何?
「AIMが猫の腎臓にいい」という話題を最近よく耳にします。
猫が亡くなる多くの原因は腎臓疾患。AIMは、その腎臓を守るのによい働きをしてくれるのだそうです。
AIMは「Apotosis Inhibitor of Macrophage」の略で、東京大学医学系研究科教授(2018年時点)の宮崎徹(みやざきとおる)氏が発見しました。日本語で書くとしたら、マクロファージアポトーシス阻害タンパク/遺伝子でしょうか。
腎臓に障害が起こると、おしっこを送る管の尿細管上皮細胞が死んで剥がれ、管を閉じてしまいます。
それが閉じたままになると腎障害が進行して腎不全になってしまったり、最悪のケースでは死に至ることも。
AIMにはその障害が起きている場所に集まる性質があります。そして、「ここで障害が起きている!」と信号を出します。
すると、マクロファージなど問題の細胞を処理してくれる他の細胞が集まり、詰まりを解消してくれるのだそうです。結果、致命的な腎障害を起きにくくし、猫の寿命を延ばしてくれると考えられます。
参考:https://www.u-tokyo.ac.jp/focus/ja/features/z1304_00002.html(東京大学広報 腎臓の働きを改善する遺伝子「AIM」でネコの寿命が2倍に!?|広報誌「淡青」37号より)
AIM30のアミノ酸「A-30」って一体?
そんなAIMの働きを助けるアミノ酸「A-30」を含む「AIM-30」なるフードを買ってみました。お試し価格で80gで160円くらい。むぎさんにとっては1日分ですね。
でもですね、この「A-30」というアミノ酸がなぜAIMの働きを助けるかがパッケージに一切書いていないのです。
日本語でググっても情報が出てこないので英語で調べたところ、こんな情報が見つかりました。
- AIMは腎臓にたまったゴミを取り除く、血中にあるタンパク質
- 問題はAIMはIgM(イムノグロブリンM)抗体に働きを阻害されること
- そうするとAIMがゴミを取り除けず、腎障害が起きる
- アミノ酸A-30はIgMがAIMの働きを妨害するのを解除し、AIMを活性化する
参考:https://www.petfoodindustry.com (PETFOOD INDUSTRY AIM protein-enriched cat food aims to help cats live longer)
つまり、AIMがIgM抗体に邪魔されて機能できなくなるところを、アミノ酸A-30がそれを解き放ち、AIMがゴミ処理活動をできるようにしてくれるということですね。
とはいえまだ絶対的な効果が認められているわけではなく、「期待」されているレベルのよう。実際、パッケージにも「療法食ではない」と明記されています。
それでもある程度科学的に証明されていて、いい傾向が見られているのであれば、取り入れていきたいと個人的には考えます。
ちなみにもう開封済であることからお分かりかと思いますが、食い付き検証済です。
ガッツくというわけではありませんが、他のフードと遜色ない興味の示し方でした。AIM30は普段のキャットフードにプラスして取り入れてみたいなと思います。
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